嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

外出自粛を機に読書を本格的に初めて最初に手に取ったのは嫌われる勇気です

ドラマでアドラー心理学について知り、興味が沸きました。

 

幸せに生きるとは

本書を読み、自分を幸せに出来るのは自分であり、自分が幸せにならない環境には感心することはない ということだと解釈しました

幸せに生きるためには一定数に嫌われる可能性がある しかし嫌われる少数を気にせず自分が幸せになれば良いと考える

これは一見自己中心的な考えと見えますが、自分だけが幸せになれればということではなく嫌われることを恐れるなということです。

そのためには自己受容他者貢献課題の分離が大きな鍵を握っています。

人生の悩みは対人関係の悩みであると説いています。 ということは対人関係の悩みを解決すれば幸せになることが出来るということです。他者貢献は必要ですがやり過ぎには注意です 他者へよりよい環境を与えることは自分の課題ですが、無理矢理やらせることは課題の分離が出来ていません。

 

過去の捉え方 

本書で特に私が印象に残っているエピソードは赤面症の女性の話です

好きな男性に告白したいけれど赤面症のせいで出来ない だから赤面症を治したい

このエピソードを見たときは私も分かるなあと共感しました。

しかしアドラー心理学による解釈では、異性に告白しない口実に赤面症である 赤面症が治ったとしても告白をするかどうかは分からない

本書ではこのような現状を維持するための目的として過去は使用されると考える目的論が示されていました。

過去はトラウマとして現在に影響を与えるのではなく理由として使用されると考えています。

 

私は自己肯定感が低く、劣等感があり人の目が気になってしまいました。しかし本書を読んでから、自分を認め他者のことなど気にせずに自分が幸せになれればいいのだと考えられることが出来ました。人は様々な考えを持っていると考えると他者のことを考えて自分の行動を制限することなどないのだと想うようになりました。

本書を読むことを選択した自分を褒めたいと想うほど今後の自分に影響を与える1冊と思います。